• 2020.10.16

    小中学校への「和菓子の出張授業」<10月実施校>

    東京和菓子協会では、〝和菓子の啓発と業界活性化プロジェクト〟の一環として都内の小中学校にお呼びかけをして、和菓子の歴史や文化性、創作性を知ってもらい、和菓子を製造する過程を見て、持参した和菓子を食べてもらう「和菓子の出張授業」を開催しています。
    今年度は新型コロナウイルス感染症の流行の状況を踏まえ、実施を予定していた学校から日程変更のご要望が多く寄せられ、また、一部では残念ながら中止のご連絡も頂きました。そのような中、「和菓子の出張授業」が10月から始まり、以下の学校で実施されました。

    10月8日に練馬区立田柄第二小学校において実施されました。
    講師は、練馬区・竹紫堂の伊藤圭祐氏。
    和菓子の歴史や原材料を知って頂くために配布した教科書を、より分かりやすく映像化するなど工夫した講師の説明にうなずく生徒さんが多くみられ、講師が投げかける問いかけにも反応が素早く、最後の質疑応答も活発に行われました。
    終了時、生徒さん達から講師へのお礼の拍手が鳴りやまず、講師の照れくさそうな笑顔が印象的でした。

    10月15日に葛飾区立二上小学校において実施されました。
    講師は、墨田区・埼玉屋小梅の江原弘氏。
    教科書を使った和菓子の歴史や原材料の小豆などの話の後に、和菓子を作る講師の手元をスクリーンに映し出したところ、次から次へと講師の手のひらで仕上がってゆく菊の花や桜、紅葉(もみじ)、イチョウ等々を食い入るように見つめる生徒さん達の真剣な顔がたくさんみられました。
    講師が持参した煉切(菊の花)と串団子は、各教室に戻って召し上がって頂きました。それぞれの教室に笑顔が広がっていました。